結納の飾り方は決まっており、マニュアル通りに行えば大丈夫です。この記事で予習しておきましょう。そして、結納にはお返しが必要です。なんだか難しそうだなと思っても、いざやってみると意外と簡単。一生を共にするパートナーとの節目に、結納を考えられている方は必読です。
目次
結納の飾り方
Q.結納の正式な飾り方はありますか?
床柱から松竹梅の順に並べます

赤い毛氈(もうせん)を敷き、床柱から松竹梅の順に並べます。手前に向かって右に、左に亀を設置します。床の間のない家の場合、向かって右から松竹梅となります。松の飾りの下には結納金の下に酒料梅の下に肴料をそれぞれ置きます。目録は毛氈からはずして置きましょう。
女性側はどうすればいい?
男性側が飾りを並べている間、女性側は別の部屋で待機しておいてください。男性側は並び終えたら「準備が出来ましたのでお願いします」と女性側に声をかけます。
座る位置はどうしたらいい?
男性側に上座を勧めてください。このとき、男性側・女性側ともに座布団ははずして座ります。結納の儀式は10分程度で終わりますので、その間は正座をしておきます。3人の位置は特別決まりはありませんが、仲人さんがいない場合、上座から父、母、本人とするのがよいでしょう。女性側は男性側に合わせて座るようにします。
結納の交わし方
Q.この度、新婦宅で結納を取り交わすことになりました。何か気をつけなければいけないことはありますか?

両家での事前の打ち合わせが大切です
お互い考え方の違いがあるので、男性側は持参するものを事前に女性側に伝えます。女性側がそれにあわせれば、お互い気まずい思いをすることもなくなります。たまに「結納飾りは一度使ったあとのものを使ってもいいでしょうか?」と聞かれることがありますが、これは大変失礼なこと。人生の門出にもあたりますので、ぜひ新しい結納飾りを準備しましょう。
結納飾り以外で使用するもの

広蓋(ひろぶた)
「広蓋」とは金品を載せる黒塗の盆のことです。もともとは「長持」という衣装箱の蓋を、台として使っていました。 切手盆は金封やお金を載せるだけですが、広蓋は品物も載せることができます。
ふくさ
結納で使うふくさは、正方形の絹の布のことです。「大切なものを汚したり、埃がかからないように」と、相手を思いやる気持ちを意味します。 金封を包むふくさも、同じ意味があります。
掛軸(かけじく)
結納を家で行う場合、当日床の間にはおめでたい図柄の掛け軸をかけるなど、結納にふさわしい演出も心がけたいものです。当サイトを運営しております進物の大進では、結納にふさわしい掛軸を多数取り揃えておりますので、お気軽にご用命ください。
結納の日の服装
Q.結納の日取りが決まりました。どのような服装にすれば相手に失礼がないでしょうか?
全員の服装のバランスをそろえましょう
女性本人は和装、洋装どちらでも。振袖を着られるのもこれが最後なので、振袖もお勧めです。母親は和装の場合訪問着か付け下げ、洋装なら黒以外のスーツかワンピースを着用します。男性は濃紺かグレーのダークスーツ。父親は一般的には略礼服に白シャツ、白ネクタイにします。顔合わ程度なら普段着ている背広でもかまいません。いずれの場合も、全員の服装がちぐはぐにならないよう格をそろえることが大切。両家のバランスをとるため、事前に相談しておきましょう。
結納当日気を付けること
男性側は、必ず約束の時間の5分前には到着するようにします。遅れるのはもちろんタブーですが、あまりに早く着きすぎるのもよくありません。女性側は、男性側がドアを開かず通れるように、10分前には玄関から床の間までのすべてのドアを全開にしておくのがマナー。床の間に男性側を通してからドアを閉めます。
挨拶の仕方
結納の場での挨拶の口上はどのようにしたらよいでしょうか?
分かりやすく、はっきりと短めにします
男性側の父親は簡単な口上をのべて茂久録を渡します。
女性側はあらかじめ用意した受書を男性側に渡します。これで儀式は終了です。

結納が終わったら座布団をお出しし、桜湯などでおもてなしします。このあと会食となります。
お茶は出さないって本当?
お茶は「お茶を濁す」というよくない語呂合わせがあるので、避けてください。「桜湯」の湯飲みは茶托、蓋付き。干菓子それぞれの皿に懐紙を用意しましょう。

「桜湯」の出し方
結納の儀式が終わってから食事までの間に、桜湯(さくらゆ)と干菓子(ひがし)を用意します。出し方は、先に干菓子を相手の左手側に、後から桜湯を右手側に出します。出す順番は父、母、本人がよいでしょう。干菓子を残してしまった場合は、懐紙(かいし)に包んで持って帰るのが礼儀です。
お返し結納とは
結納をいただいたのですが、女性側からお返し結納をしなければいけないと聞きました。お返し結納とは何でしょう?
結納に対してのお礼の気持ちです

現在ではお互いいそがしいのもあり、結納当日にお返しするケースが増えています。結納当日の場合は、床の間の前は空けておいて、その横にお返し結納の飾りを飾っておきます。お返し結納の結納金は、地域によって相場が違いますが、袴料として結納金の1割程度が一般的です。相場の違う地域の方と結納をする場合、前もって「広島のやり方でさせていただきます」のように連絡しておくと良いでしょう。ま料肴料として、男性からいただいた同額を包みます。
おみやげの用意が必要です
女性から「これからよろしくお願いします」という意味を込めて、男性の家族へおみやげを贈ります。新郎本人には、婚約指輪のお返しとしてスーツや時計が一般的です。金額としては結納金の1割程度。ご両親に対しては1~2万円、祖父母、兄弟には5千円~1万円が目安。またご先祖様へのおみやげとして、婚礼用線香を忘れずに。
結納後にしておくこと
Q.結納が終わって、挙式までにしておくことはありますか?
仲人さんに「御礼」を用意します

結納で仲人さんをお願いした場合は、結納が終わったらすぐに両家揃ってご挨拶に伺います。このとき、仲人さんに「御礼」として金封を包んで持参するのが通例です。金封の表書きは「御礼」と書き、水引は紅白の結び切りで、右上にのしがつきます。金額の相場は、結納金の1割程度にします。
結納品は
結納品は、結婚式当日まで床の間に飾っておき、親戚・友人、また、結婚祝いに訪ねてきた人に披露しましょう。最近では、結納品飾りを使った結納羽子板があり、記に永く残しておきたいという人に喜ば
れています。結納品飾りも収納に困る場合は、挙式後吉日を選び、縁結びの神様や氏神様に初穂料(はつほりょう)を添えて焼納(しょうのう)のお願いをします。
新居が決まったら

荷入れ(荷送り)
新居が決まり、家具や調度品の用意ができたらいよいよ「荷入れ」「荷送り」となります。「荷入れ」とは、女性側が嫁入り道具として家具などを新居に運びこむもの。 挙式の1~2ヶ月前までには済ませておきましょう。 日取りが決まったら、女性側は荷目録を用意します。目録の内容の数は奇数で揃えます。
荷受書
男性側は女性側の荷目録に対して、「荷受書」を用意します。「荷入れ」の当日は荷物が入るまで新居で待ち、この日のおもてなしは男性側が行います。
まとめ
結納は難しい、面倒と感じる方も多いと思います。家族になるお相手への思いやりや気遣いを最大限にするために、マナーやしきたりを利用する気持ちで臨めば、これをしないといけない、という義務感のような気持ちや緊張感から離れられるのではないでしょうか。

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