赤ちゃんが人見知りする理由とは?4カ月での人見知りの原因も紹介!

赤ちゃんが人見知りを始めることは、外の世界に慣れてきたサインの1つです。特に、生後4カ月ごろから見られるこの現象は、赤ちゃんの発達において重要な一歩です。しかし、人見知りが現れる時期によっては、驚いたり、不安になったりするご家族もいるかもしれません。赤ちゃんがなぜ人見知りをするのか、そしてこの時期に特に強く現れる理由について、助産師の視点から詳しく解説します。親として知っておくべきポイントや、赤ちゃんの成長をサポートするための方法をお伝えしますね。

赤ちゃんが人見知りする理由とは

まず、乳幼児期の赤ちゃんが人見知りをしていても、まったく問題はありません。むしろ学童期までにしっかりと社交性を育てていくためには必要不可欠な過程です。ママ以外の抱っこで泣いてしまうなんてことも一生続くわけではありませんし、ちゃんと理由のあることですので安心してください。

赤ちゃんが人見知りするのは成長の証

赤ちゃんが人見知りをするのは、単に怖がっているわけではありません。生後4カ月ごろになると、赤ちゃんは周囲の環境や人々を認識し始めます。家族やいつも一緒にいる人のことがわかるようになってくる一方で、見知らぬ人に対しては警戒心を持つようになります。この反応は、赤ちゃんが自分自身を守るための本能的な行動でもあります。

また、警戒心だけではなく同時に近づきたいと興味を持っていると、近づきたいのに怖いという、相反する感情が人見知りという行動として現れます。生まれたての赤ちゃんには快と不快の感情しかないと言われていますので、人見知りがあるということはそれだけ多くの感情が発達しているという証拠でもありますね。

赤ちゃんが人見知りしないのは問題?

赤ちゃんが人見知りをしない場合、心配になる方もいるかもしれません。しかし、人見知りの有無やそれが現れる時期、強さはそれぞれの赤ちゃんの個性の1つです。

すべての赤ちゃんが同じように発達するわけではなく「人見知りをしないことが必ずしも問題だ」ということではありません。むしろ、赤ちゃんが新しい環境や人々に対して強い好奇心を持っている証拠の場合もあります。きのうと比べて、先月と比べて、どのような成長をしているか、ご自身のお子さまらしい成長の変化に目も向けられるようにしてあげてください。

こんな場合には注意が必要

人見知りをしないと心配な理由の1つとして、自閉症なのでは? と不安に考える方も多いようです。確かに自閉症の特徴の1つに人見知りをしないという点があります。しかし、自閉症の特徴は人見知りをしないだけではなく、感情表現が独特であることが挙げられます。そのため、このような不安がある場合には、専門家の意見を聞くようにしましょう。
いずれの場合もそれぞれの赤ちゃんが独自のペースで成長することを理解し、柔軟に対応する姿勢を持ちましょう。

赤ちゃんが人見知りをし始める時期とは

それでは、赤ちゃんは一体いつごろから人見知りが始まり、またいつごろ人見知りが終わるのでしょうか。

時期は個人差が大きい

赤ちゃんが人見知りを始める時期には大きな個人差があります。一般的には生後4カ月から6カ月ごろに初めて見られることが多いですが、早い場合には3カ月、遅い場合は1歳を過ぎてから始まることもあります。終わる時期ももちろんさまざまですし、2歳になっても人見知りが続いているお子さんもいます。大人でも人見知りのある方はいますし、必ずしもなくさないといけないわけではありません。

人見知りがはじまる時期の違いは、赤ちゃん自身の性格や子育ての環境、普段から人とどれくらい接しているか、などさまざまな要因に影響されます。早い段階で強い警戒心を示す子どもさんもいれば、比較的穏やかに新しい人々に馴染むことができる子どもさんもいます。無理に新しい環境や人々に慣れさせようとするのではなく、赤ちゃんが安心できるように少しずつ時間をかけてサポートしてあげましょう。

大切なのは、ご家族が赤ちゃんのペースにあわせて対応することです。人見知りの時期が早いか遅いかは、心配する必要はありません。個々の赤ちゃんの成長を温かく見守ることが大切です。

4カ月で人見知りをする?

先ほどからもお伝えしているとおり、生後4カ月で赤ちゃんが人見知りを始めることは珍しくありません。赤ちゃんの脳は急速に発達し、周囲の環境や人々をよりしっかりと認識するようになります。人見知りは、赤ちゃんが自己と他者を区別し始める大切なステップです。すべての赤ちゃんが同じタイミングでこの変化を迎えるわけではありませんが、早期に人見知りを示す赤ちゃんもいますし、自然な発達過程の一部ですので、特に心配する必要はありません。

【月齢別】赤ちゃんの成長と反応

0カ月~2カ月

生後0カ月、新生児の感情は快と不快の2種類しかないと考えられており、成長とともに感情の幅も成長していきます。このころ、ニッコリ笑う新生児微笑が観察されますが、これは意識的な微笑ではなく、主に副交感神経刺激で誘発される生理的な微笑反射です。とはいえ、この反射が出るときは泣いていたり、不快なことがあるときではなく、お腹がいっぱいでうつらうつらと眠っているときに出ますので、心地よくて自ら笑っているかのように見えます。

3カ月~4カ月

生後3カ月から4カ月ごろの赤ちゃんは、人の笑顔を見てそれを真似して笑うようになります。この時期の赤ちゃんの視力はまだ弱く、顔全体の輪郭がぼんやり見える程度です。しかし、大きな動きには敏感で、特に口元の動きに反応しやすいです。人が笑うと、それを見て自分も笑顔をつくることができます。特に、口を開けて歯を見せるような大きな笑顔には敏感です。

この時期の笑顔は、単なる反射ではなく「社会的微笑」の始まりとも言えます。そして、赤ちゃんは相手が誰であっても、家族以外の人にも同じように笑顔を返すので「無差別微笑」とも呼ばれます。これは、赤ちゃんが初めて自分の意思で笑顔をつくる大切なステップです。

5カ月~6カ月

生後5カ月から6カ月ころになると、赤ちゃんは笑顔を見て笑い返すだけでなく、笑いながら少し考える時間が出てきます。また、この時期には「社会的参照」と呼ばれる行動も見られるようになります。どういったものかというと、赤ちゃんが相手にどう接するか迷ったときに、ママやご家族の表情を見てから判断する行動です。

たとえば、赤ちゃんが知らない人に会ったとき、ママが笑顔を見せると、赤ちゃんも安心して笑顔を返し、泣くことが少なくなります。これは、赤ちゃんがママやご家族の気持ちを自分の中に取り込もうとしている証拠です。このような行動は、赤ちゃんが他者の感情を理解し始める重要な発達過程です。

6カ月~8カ月

生後6カ月から8カ月ごろになると、赤ちゃんの笑顔は母親や普段お世話をしてくれるご家族以外にはあまり見られなくなります。これまで無差別に見せていた笑顔が、特定の人にだけ向けられるようになるのです。

普段お世話をしていない人が笑顔で近づくと、赤ちゃんは泣きそうな顔と微笑みの間をおこなったり来たりする「泣き笑い」のような表情を見せ、最終的には視線をそらしたり泣いてしまいます。たとえ父親でも、単身赴任や早朝出勤・深夜帰宅などで滅多に会わない場合は人見知りの対象となることがあります。

このことから、人見知りは遺伝ではなく、環境に依存していると言えます。赤ちゃんは日常的に接している人に対して安心感を持ち、それ以外の人には警戒心を示すようになります。

8カ月~12カ月

生後8カ月から12カ月ごろになると、赤ちゃんは親しい人以外にはほとんど笑顔を見せなくなります。この時期、赤ちゃんは見知らぬ人に対して不審そうに見つめたり、視線を避けたりすることが増えます。また、怖がって泣き出し、逃げようとすることも多くなります。これが「乳児期の人見知り」が完成する段階です。

この時期の赤ちゃんは、自分と親しい人との絆をより一層深める一方で、見知らぬ人に対しては強い警戒心を持つようになります。この反応は、赤ちゃんが自分の安全を確保し、安心できる環境を保とうとする自然な発達過程の一部です。人見知りの完成は、赤ちゃんが自分の社会的な世界を理解し始め、親しい人とそうでない人を区別できるようになる重要なステップです。

赤ちゃんが人見知りしたときの対処法

赤ちゃんが人見知りしてしまうのが発達によるものだということはわかっていただけたと思います。それでも、泣かれたり、嫌がられたりするのは悲しいときもありますよね。では、赤ちゃんが人見知りしないためにできる工夫はあるのでしょうか。

赤ちゃんの目を覗き込まない

人見知りが強く出る赤ちゃんが、顔のどこをよく見ているかというと「目」を見ています。そして横顔よりも、自分と目があっている状態のほうが、人見知りが強く出ます。前述のとおり、人見知りは近づきたい気持ちと怖い気持ちの葛藤ですから、その相手がこちらを見ていると怖い気持ちが勝ってしまうのでしょうね。横顔をしっかりと観察させてあげるようにして、赤ちゃんの目を覗き込んだり、長時間目をあわせすぎたりしないようにしてあげましょう。

関心を外す

赤ちゃんの関心を、人見知りをしている対象から外してしまうのも1つの方法です。人見知りが始まっても早く慣れてほしいからと無理やりに近づけるのはかえって赤ちゃんの怖さを助長してしまいます。一旦対象からは離して、赤ちゃんにとって安心できるママやご家族のそばで過ごしてもらいましょう。

好きなおもちゃなどで遊んであげてもよいですね。近づきたい気持ちと怖さの葛藤である人見知りですから、近づきたい気持ちが赤ちゃんから強く出るまでは、決して無理をしないようにしましょう。

顔を覚えてもらう

また、親しい人がどんな反応をしているのかを赤ちゃんはよく見ています。ママやご家族にとって安心できる関係の人である、ということがわかれば比較的早く慣れてくれることが多いです。それから、普段接している人に似ているかどうか、ということもポイントです。

たとえば、普段からお父さんの育児参加の機会が少なく男性と接する機会があまりなければ、女性よりも男性に強く人見知りが出るということもあります。たまにしか会えない祖父母とも、時々TV電話などを通してお顔をあわせておくといいですね。

まとめ

赤ちゃんの人見知りの出現の理由や時期・強さは、個人差が大きいですが、いずれにしても発達のための重要なステップです。その成長を喜び、受け止めながら、その時期やタイミングにあった対処をしてあげてくださいね。

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執筆者紹介

山口百合乃

地域周産期センター、総合病院、個人クリニックと大小様々な病院で約2000件の分娩に立ち会い、約400件の分娩介助に携わる
現在はゆりの助産院を開業し、オンラインと訪問型の助産院の院長として活動中。「人とちがって当たり前!生きてりゃOK」のマインドで、正解を探しすぎず、楽しく妊娠・出産・育児ができるように地域や企業でママパパへ向けた活動をおこなっている。3児の母。

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