出産までにどのような準備が必要なのか、特にはじめてのお子さまの場合はイメージしにくいものです。今回は「妊娠中にしておけばよかった」といわれる代表的なものから、購入する商品や思い出作りのアイデアなど、出産前に夫婦でしておくとよいことに注目してご紹介していきます。パパと一緒に妊娠中の生活を楽しみながら、産後の生活へのイメージを膨らませていくきっかけにしてくださいね
目次
妊娠時期別・夫婦でしておきたいこととは
この度はご懐妊おめでとうございます。妊娠中はお腹の中での赤ちゃんの成長とともに、ママの体調や気持ちの変化が起こります。妊娠期間はあっという間に終わり、出産、産後を迎えると一気に生活が変化します。
お腹の中で赤ちゃんの成長を感じることのできる女性と比べて、男性はどうしても妊娠中から産後のイメージを作っていくことが難しいものです。そのため、この貴重な妊娠中に産後の準備をおこなうことは重要ですが、妊娠中の生活を存分に楽しんでいただくこともまた、産後に向けて大切なことといえます。パパと妊娠中やそのあとの生活について話しあい、赤ちゃんをお迎えする気持ちや準備を一緒に整えてくださいね。
妊娠初期に気をつけること・しておきたいこと
妊娠初期は妊娠15週6日、妊娠4カ月までの期間のことをいいます。
この時期はつわりなどで体調がなかなか安定しないほか、問題なく妊娠継続できているかが不安になる時期です。「準備をはじめなくては!」とがんばるのではなく、まずは体調や気持ちの変化に慣れていくことを大切にしてくださいね。
出産準備については、落ち着いてきてから、体調にあわせて少しずつ進めていくくらいの気持ちで、リラックスして過ごすことを第一に考えましょう。
出産場所を選ぶ
出産準備としては、この時期には出産場所について決めておくことが大切です。まだ妊娠している実感の少ない時期ですが、どのような出産を、どこで、誰と迎えたいか、ご夫婦で考えて、忘れずに分娩予約を取っておきましょう。
人気の施設は予約が取りづらかったり、地域によっては分娩できる施設が少ないこともあります。里帰りをするかどうか、するのであれば出産前からご実家で過ごすのか、出産後に帰るのかなどによっても状況が変わってきます。分娩したい病院が、どの程度前からの通院が必要なのか、希望する分娩方法を実施しているか、入院中の過ごし方や授乳の方針はどんなものなのかも調べてみてください。
妊娠中期に気をつけること・しておきたいこと
妊娠中期は妊娠16週0日~27週6日まで、妊娠5~7カ月までの期間のことをいいます。
いわゆる「安定期」と呼ばれる時期で比較的体調のよい方が多く、また赤ちゃんの胎動が感じられたりと妊娠の実感もより強くなります。職場やご友人に妊娠報告をされるのもこの時期です。
ご友人との外出
体調も安定している妊娠中期には、ご友人とのお出かけにも適しています。出産直後は、ママも休息が必要ですし、お子さまを連れての外出が難しいこともあるかと思います。出産前の比較的体調の安定しているこの時期に、ぜひご友人とのお出かけを楽しんでください。ご夫婦共通のご友人がいらっしゃれば、家族ぐるみでのお付き合いも楽しいですね。
のんびり遠出や国内旅行。母子手帳を忘れずに
妊娠中期はご旅行を楽しまれる方も多いです。海外旅行はトラブルがあったときのリスクも高くなりますので、お出かけ先は国内でのんびりした時間を過ごせる場所をおすすめします。イベントごとをたくさん入れたり、時間めいっぱいに活動するのではなく、ゆったりとした余裕のあるスケジュールを立ててお出かけくださいね。
また、テーマパークに行きたいといった場合も同様です。無理はせずに余裕のあるスケジュールでお出かけしましょう。乗り物やアトラクションによっては、妊娠中には難しいものもありますので、必ずご確認ください。そして、ご旅行や外出の際には、必ず母子手帳をご持参されるようにお願いいたします。
映画鑑賞
映画館へのお出かけも出産までにしておきたいことの一つです。映画館は、大きな音がする、静かにしなければならない、暗くなったり上映中の明るさで赤ちゃんが泣いてしまう、といった理由からお子さま連れではなかなか出かけにくくなります。また、妊娠後期に入るとお腹で圧迫されるので、長時間同じ姿勢を保つのが苦しくなります。映画館へは妊娠中期でのお出かけがよいでしょう。
妊娠後期に気をつけること・しておきたいこと
妊娠後期は妊娠28週0日以降、妊娠8カ月以降の期間のことをいいます。お腹がぐっと大きくなり、お仕事をされていた方は産休に入り、「いよいよ出産だ!」という気持ちも強くなってくる時期です。また、お腹が大きくなってきたことによるトラブルも起こりやすくなってきます。産後の準備は少しずつ、でも早めに済ませておきましょう。
出産直後に必要なものをそろえる
妊娠後期には、産後に必要な赤ちゃんグッズを整えておく必要があります。たくさんの可愛い赤ちゃん用品や便利な育児グッズがあるので、必要なものや好みのものを探してください。
ポイントは「準備しすぎない」ことです。実は出産直後から必要なものはほんの少しです。オムツ、肌着や衣類、赤ちゃんが寝る場所と寝具、沐浴のために必要なもの、スキンケア用品、爪切り程度でしょう。哺乳瓶をご準備される場合も1~2本で十分です。
意外と忘れてしまいがちなのが、ベビーシート(チャイルドシート)です。自家用車をお持ちの方はご退院のときからが必要となりますので、こちらは忘れずにご準備ください。
出産してから、様子を見て用意したほうがよいもの
上記でご紹介した以外のもの、たとえばベビーカーや抱っこ紐などは、産後にお子さまをお連れになって選びに行かれてもよいかもしれません。意外に「用意していたものが、使いにくかった」と買い直す方が多いのです。
ただし、事前に見当をつけておくことは大切です。予算なども考えながら、購入するもの、レンタルするもの、お譲りしてもらうものなどを整理し、購入するものは候補をいくつか挙げておくとよいかもしれません。
赤ちゃんとのコミュニケーション
妊娠後期は、お腹の中の赤ちゃんとのコミュニケーションも楽しい時期です。赤ちゃんの耳は妊娠5カ月ごろから聞こえ始めています。ぜひ積極的にお腹の中にいる間から話しかけてあげてください。お名前(もしくは胎児ネーム)をつけてあげると、お話ししやすいかもしれません。お腹に手を当てながらお話しすると、より赤ちゃんに声が聞こえやすいのでぜひパパも一緒にお話ししてあげてくださいね。
マタニティフォト
最近はマタニティフォトを残されるご夫婦も増えています。妊娠中の美しいママの姿を残すのは素敵なことですね。パパと一緒にどれだけお子さまを迎えることを楽しみにしているかを、写真を通じて残しておきましょう。
お子さまは自身のルーツの話を聞くのが大好きです。ご出産後、大きくなったお子さまにお腹の中にやってきてくれたときの気持ちや妊娠・出産のお話をぜひお聞かせください。とても喜んでくれると思います。
妊娠中に、夫婦で出産後の準備も

最後に「いつ」とは時期を決めるものではありませんが、妊娠期間中を通じて、ご夫婦で一緒に進めるとよい事柄についてご紹介します。これらをご夫婦で話しあいながら進めることで、パパとママがそろって出産と出産後のイメージを持てるようになるでしょう。
諸手続きの確認と準備
さまざまな手続きのご準備は、必ずご夫婦で理解しておくべき事柄の一つです。妊娠後期や産後には、ママやお子さまの体調が急変するなど、急なご入院となる可能性もゼロではありません。その間、パパ一人でも必要な手続きを進められるよう、しっかりとご夫婦で把握しておかれるほうがよいでしょう。
具体的には出生届、出生連絡票、健康保険、児童手当、出産手当金、出産育児一時金、乳幼児医療費助成などの書類の準備や記入、提出先の確認などが必要です。
勤務先などへの提出が必要なもの、役所など公的機関に提出が必要なもの、出生前から手続き可能なものや出生後にしかできないものまでさまざまです。何度も同じ施設に出向かなくて済むよう、妊娠中に必要書類を整え、準備をしましょう。
バースプランを考える
さまざまな出産に関する希望や要望を整理して、分娩予定の病院や周囲の人たちに伝えるために「バースプラン」を作成する方も最近では増えてきました。出産や出産までの期間をより楽しむための方法として、注目している方も多いようです。大げさなものではなくとも、希望や要望を紙に整理しておくと、ご夫婦の気持ちを伝えやすくなります。
赤ちゃんの名前を考える
赤ちゃんのお名前についても考えておきたいですね。妊娠中から一つに決めているご夫婦もいれば、いくつかの候補を残しておいて出産後に赤ちゃんと対面して最終的に決めるご夫婦もいらっしゃいます。
名づけは、どんなお子さまになってほしいかを考えることであり、それはどのようなことを大切にして育児をしていきたいのかにつながる大切なテーマです。ご夫婦でたくさん悩んで、決めてあげてください。
内祝いの準備
忘れずにしておきたいのが内祝いの準備です。本来、内祝いとは、赤ちゃんが生まれたときに親しい方や日頃お世話になっている方に贈り物をすることをいいます。しかし最近は、いただいた出産祝いに対するお返しのことを指し、贈る時期は、赤ちゃんが生後1カ月になるころが目安です。
この時期に間に合うように内祝いをお送りしようと思うと、産後ではご夫婦にとって負担になってしまいます。妊娠中に品物の候補や、送るべき人のリストアップを済ませておくと安心です。
まとめ
今回は、妊娠中にご夫婦でしておきたいことについて紹介しました。産後の生活のご準備や今だからこそ可能な特別なことをご夫婦で一緒におこなうことで、お子さまへの気持ちや産後のご夫婦のあり方についても考えるきっかけになるでしょう。素敵な妊娠期間とご出産を迎えられますことを心より応援しています。
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