【社労士】乳児のマイナンバーカードに写真は必要?写真の撮り方も紹介

行政の効率化、国民の利便性の向上、公平・公正な社会の実現のための社会基盤形成を目的として、2016年1月よりマイナンバー制度が導入されました。マイナンバーカードは12桁の個人番号(マイナンバー)が記載された国民ひとりひとりの身分証であり、本人の顔写真が必要になります。
当記事では、乳幼児に対してマイナンバーカードを作る際の写真撮影のポイントや撮影方法について解説をします。

乳児にマイナンバーカードは必要?

子どもが生まれた場合、出生届を提出して住民登録がされることで、子どものマイナンバーが作成されます。その1カ月ほどあとに、子どものマイナンバーや氏名、生年月日などが記載された個人番号通知書が届きます。

しかし個人番号通知書は「マイナンバーを証明する書類」や「本人確認書類」として利用することができないため、それらを必要とする場合はマイナンバーカード発行の申請をおこなう必要があります。

申請方法には、オンライン申請、個人番号通知書に同封されている交付申請書などを使った市役所の窓口への郵送申請、街中の証明写真機を使った申請があります。申請には年齢制限はないので、保護者の判断で子どものマイナンバーカードを作ることが可能です。

乳児のマイナンバーカードに写真は不要?

マイナンバーカードは本人確認書類としても使われるため、基本的に写真が必要です。直近6カ月以内に撮影した正面・無帽・無背景の本人の顔写真が必要となります。
ただし1歳未満の乳幼児のマイナンバーカードに関しては、マイナンバー法の改正により2024年12月2日以降、本人の顔写真が不要となりました。
もし、マイナンバーカードに写真を掲載したいといった希望がある場合は、掲載自体は可能ですが、直近6カ月以内に撮影した正面・無帽・無背景の本人の顔写真というルールを遵守する必要があります。

乳児のマイナンバーカードの写真撮影のポイント

それでは乳幼児のマイナンバーカードを作るにあたって、写真撮影で注意すべきポイントを解説します。

寝かせて撮ってもOK

マイナンバーカードに使用する顔写真は、正面から写した写真である必要があります。
子どもはじっとしていられないことが多く、顔の表情も常に変化するため、正面からの写真を撮影することが難しい場合があります。
その場合、寝かした状態で正面からの顔写真を撮影するのも方法の一つです。
ただその際は無背景という要件も満たすために、無地の生地の布団などの上に仰向けに寝かせる必要があります。

顔がわかるように

マイナンバーカードに使用する顔写真は、誰から見ても本人の顔であると分かるような真顔である必要があります。
実物の顔のイメージが変わってしまうような口角を上げた写真や口の奥まで見えるような笑った写真など、平常の顔貌と著しく異なる写真は使用できません。
また正面からの写真である必要もあるため、横向きの顔や左右に傾いた顔の写真を使用することもできません。
撮影時に、そのままの表情で前を向くように言い聞かせる、子どもが機嫌をよくしたタイミングで撮影するなどの対応が効果的です。

背景に注意

マイナンバーカードに使用する顔写真は、無背景で写した写真である必要があります。
子どもにじっとした状態で写真撮影に応じてもらうために、布団に寝かせるか、あるいは壁に背を向ける形で座らせて写真を撮影するとよいでしょう。
その際に、背景に影が写り込む、壁紙やシーツ、掛け布団などの柄が写り込むことのないように注意する必要があります。
補助者が子どもを抱きかかえたり、体を支えて撮影をするのもよいですが、その際、補助者の体の一部が写り込まないようにしましょう。

目線はカメラに

マイナンバーカードに使用する顔写真は、正面から写した本人の真顔である必要があります。
ただ子どもは目線や姿勢が方々に散ってしまいがちです。
そのため写真の撮影時に、カメラのある方向から子どもの気を引くおもちゃや絵本などを見せ、撮影者が子どもをあやしながら写真を撮ると、子どもの目線がカメラに向くでしょう。

加工に注意

写真撮影の際に、手軽な方法としてスマートフォンで撮影する方もいるでしょう。
マイナンバーカードは本人の身分証となるものであり、誰から見ても本人の顔であると分かるような写真でなければなりません。
そのため、スマートフォンのアプリを使って画像を加工する、あるいは変形やマスキング(縁取り)、ジャギー(階段状のギザギザ模)などの画像処理はしないようにしましょう。

装飾品に注意

マイナンバーカードに使用する顔写真では、頭部も含めて顔の全体が写っていなければならないため、帽子などを着用していてはいけません。
帽子だけでなく、顔や頭の輪郭が隠れてしまう装飾品などを身につけることやアクセサリー、耳保護用の帽子などをかぶらせることは避けなければなりません。
それらのものを取り外すことで子どもの機嫌が悪くなる場合は、子どもの関心をほかのものに逸らしてから写真を撮るのがよいでしょう。

乳児のマイナンバーカードの写真の撮影方法

以下に、乳幼児のマイナンバーカード用の写真を撮るときの主な撮影方法と、それぞれのメリット、デメリットを解説します。

自宅で撮影

手軽な撮影方法として、自宅でスマートフォンやデジタルカメラなどを使って写真を撮ることが考えられます。

【メリット】
・子どもにとって慣れ親しんだ環境でありリラックスした表情を作りやすい
・家の中なので自在に子どもの気を引くことができ正面かつ真顔の写真を撮りやすい

【デメリット】
・背景の明るさやピントの調整などの撮影後の加工を自分自身でおこなわなければならない
・無背景にするなど、撮影時に調整をおこなう必要がある

カメラマンに依頼

自分で撮影する以外にも自宅にカメラマンを呼び写真を撮影するという方法もあります。

【メリット】
・よい表情をした写真を入手することができる
・マイナンバーカード用以外の写真も撮影してもらえる

【デメリット】
・撮影費用に加えて出張費用も発生する
・知らない人と接することで子どもが緊張してしまい表情をリラックスさせるのに時間がかかってしまうことがある

写真屋さんで撮影

きれいな写真を撮るために写真屋さんで撮影をするのもよいでしょう。

【メリット】
・質のよい写真を入手することができる
・マイナンバーカードのルールに則った写真を確実に入手することができる

【デメリット】
・撮影のための費用が掛かる
・知らない環境や知らない人と接することで子どもが緊張してしまいリラックスした表情の写真が撮りづらくなる

証明写真機で撮影

街中の証明写真機にはマイナンバーカード用の写真を撮る機能も備わっているので、利用してみてもよいでしょう。

【メリット】
・きれいな写真を早く撮ることができる
・撮影のための費用が安い

【デメリット】
・子どもを座らせて姿勢をまっすぐにすることが難しい
・スペースが狭いため補助者が写真の背景に写り込まないように補助をすることが難しい

まとめ

マイナンバー制度に関して、成長の記録として残すという理由で子どものカードを申請する家庭も少なくありません。
しかし、マイナンバーカードの交付を受けるためには、ルールに基づいた本人の顔写真を添付する必要があります。
子どもは大人と違ってきちんとした写真を撮ることが難しいため、乳幼児のマイナンバーカードの申請を考える場合、事前に適切な写真を撮るための準備を考えておくことが望ましいです。

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執筆者紹介

大庭真一郎(中小企業診断士、社会保険労務士)

大庭経営労務相談所 代表 東京都出身。東京理科大学卒業後、民間企業勤務を経て、1995年4月大庭経営労務相談所を設立。「支援企業のペースで共に行動を」をモットーに、関西地区を中心として、企業に対する経営支援業務を展開。支援実績多数。

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